生産者「タラ・プロジェクト」について

カースト制度による差別や貧困といった社会問題を、フェアトレードを通じて解決しようと設立されたインドのNGOです。

現在はアクセサリー、ソープストーン製品、ガラス細工、木製品などの製品を、ニューデリーのみならずラジャスタンやウッタル・プラディシュなどの州で職人グループがつくっています。

インドではアクセサリー産業が盛んですが、児童労働の温床ともなっています。価格をぎりぎりまで下げるために低賃金で働く労働力が必要なこと、子どもの小さな手が繊細なパーツづくりに適していることなどから子どもを雇う工場主が多く、貧しさから子どもを働きに出す親も少なくありません。教育を受けずに大人になる子どもたちは、ほかに仕事の選択肢がないために、やがては自ら工場主となって子どもを雇うようになるという負の連鎖を引き起こしています。

タラ・プロジェクトは雇用の場をつくり、大人たちが経済的に自立を果たすことで児童労働をなくすことを目指しています。